ビッグ・グリーン

卵と一緒に買った物です。これもアーミッシュのお店からです。



ほうれん草$2.50   ブロッコリー$2.00


もぎたて程の新鮮さに加えて、市販のより量が多くて、安いだなんて…。ヾ(>▽<)ゞ


驚いたのが、保存中、袋につく水滴(すいてき)量が半端ではない事です。


体験すればする程、考えれば考える程、直売所派になっていきます。
だって、考えてみて下さい。
すぐ近くで採(と)れた物は、もぎたて新鮮そのもの。栄養値も美味しさも市販のと全然違います。「今まで食べていた市販品は何だったの?」と思われる事、請け合いです。市販のは便利ですが、何て味がない、と、味気ないです。(^^;)


近くで採れた物なので、輸送費(ゆそうひ)も卸売(おろしう)り費(ひ)も高くありません。


輸送中、腐(くさ)らない様にかけられる防腐剤(ぼうふざい)の心配もほぼないと思われます。輸送距離が長い程、防腐剤の心配があり、特にオーガニック(Organic 有機)表示がない、他国からの輸入野菜にはど〜も手が出せない私です。
たとえ「Organic」表示野菜でも、輸送中の防腐剤はかけてあるという話をきいた事があります…。


経済学(けいざいがく)のリカルドの比較優位論(ひかくゆういろん)に基づき、各国は得意(とくい)な物に特化(とっか)しますが、輸入野菜が安いのは、人件費の安さと、育てる間にかける農薬や輸送中にかける防腐剤の化学製品類が安いためです。


化学薬品は、安いですよ。工業化に大切ですが、インディアナでこういう生活を始めてから、どんなに安くても便利な出来合(できあ)い物でも、化学品らしい名前を見たら、購入する気が失せます…。(><)


都会のお店のOrganicは高いのですが、直売所の様な正真正銘(しょうしんしょうめい)の地産地消(じさんじしょう)なら、新鮮(しんせん)で栄養がある物を、防腐剤の心配なく、又、安く入手(にゅうしゅ)できるので、無理(むり)なく購入(こうにゅう)し続けられます。


また、輸送中は、ガソリンを消費し、二酸化炭素(にさんかたんそ)もまき散らすので、短距離ほど、地球にも優しく、エコですネ。


さらにしつこく書くと、地産地消は、微生物単位(びせいぶつたんい)の栄養面からも道理(どうり)にかなうそうです。海産物(かいさんぶつ)を違う地で食べると、栄養的にはあまり意味がない、と最近、福岡伸一さんが書いています。


暑い地の食物は、体のほてりを鎮めてくれる体を冷やす物ですし、寒い地の食物は、体を温めてくれます。旬(しゅん)の物も、気候(きこう)に反応する体に必要な栄養分を補(おぎな)ってくれるそうです。


<農産物の上級編 〜土と栄養〜>


農業面でも無農薬は大切です。植物は、土から栄養を吸って育ちます。その為に根をはるのですから!太陽や水も大切ですが、土でもかなり変わってきます。


面白い話としては、セレンという、葫・玉葱・ブロッコリー等に含まれるミネラル(栄養素)です。

「がんや心臓病(しんぞうびょう)など重い病気にかかっている人は、セレンやグルタチオンの値が通常より低く、逆にセレン値が高い人はがんや脳卒中(のうそっちゅう)になる危険(きけん)が低いことがすでにわかっています。
アメリカ南西部は特に脳卒中患者数(のうそっちゅうかんじゃすう)が多く、”脳卒中地帯(のうそっちゅうちたい)”として知られていますが、じつはこの地域は土壌中(どじょうちゅう)のセレンの割合がもっとも低いのです。」(本「サプリメント・バイブル」P.336 アール・ミンデル著 荒井稔訳)